女性のあったらいいなを1枚で叶えるタオル「おぼろオールインワン」_PR
2022年1月17日
こんにちは。フカボリトウカイ情報局です。今回は、愛媛県の今治、大阪府の泉州に並ぶタオルの三大産地とされる三重県のタオルメーカー「おぼろタオル」(津市)について、フカボリしていきます。
三重県津市の老舗タオルメーカー「おぼろタオル」
おぼろタオルは明治41(1908)年創業のタオルメーカー。本社の敷地内で生地の織りから染色、縫製まで一貫生産しています。製造工程の一部を他社に外注することが多いタオルメーカーの中で珍しい存在です。
昭和2(1927)年発売の「おぼろガーゼタオル」は、ガーゼとタオルの生地が二重袋織になった製品で、どこか懐かしく安心感を得られるような柔らかな肌触りが売りです。当時、芸者さんたちが、おしろいを落とすのに適した布を求めていたことから開発しました。
90年以上も人気が続くロングセラー商品として親しまれ、自分が赤ちゃんのころ、ガーゼタオルに触れると泣きやんだという女性から「永遠に作り続けてほしい」とファンレターが届いたことも。ただ、愛用者は中高年が多く、若い世代へのブランド認知と市場開拓が課題でした。状況を打開する鍵になったのは、消費者の利用シーンごとに最適な性能を持つ商品を提案する戦略でした。
用途を絞った「専用シリーズ」の展開
洗顔後に顔を拭くための「専顔(せんがん)タオル」、髪を素早く乾かす「専髪(せんぱつ)タオル」、そして体を洗う「専身(せんしん)タオル」。2018年から毎年1種類ずつ投入した3種類の専用タオルシリーズが、おぼろタオルのブランドイメージを一新しました。
シリーズ第1弾の「専顔タオル」は、同社製品を愛用する女性の声から生まれました。「朝、顔を拭くのに長いタオルはいらない。もっと短いのを作ってよ」。顔をふくだけなのに、長いタオルを洗濯して乾かすのはもったいなくて面倒だといいます。
約8カ月掛けて開発した専顔タオルは、通常の80㌢より短く、かつ顔を包み込める60㌢の長さ。通常の4分の1という0・05㍉の極細の糸で織ったことで、敏感な肌をやさしく包み込むような質感を持っています。
「何でも使える方が万人受けする。用途を限定して本当に大丈夫だろうか」という心配をよそに、若い女性客が多い雑貨店などに並んだ専顔タオルは、1年間で約10万枚も売れました。
ヒット商品は次のヒットを生みました。専用シリーズ第2弾「専髪タオル」は、糸の太さは普通ですが、特許技術で糸を膨らます加工を施し、ふわふわと豊かなボリューム感があります。
頭に巻けるように1㍍の長さがあり、吸水量と吸水速度は一般的なタオルの5倍も優れています。速く乾かせれば、ドライヤーを使う時間が短くなり、髪を傷めません。これも累計30万枚を売り上げ、シリーズで1番の人気となりました。
専用シリーズの「3部作」で最後に登場したのが身体洗い用の「専身タオル」。3重のガーゼ構造が空気を包み込み、きめ細やかな泡を立たせられます。濡らして泡をつけると心地よい柔らかさになり、肌を刺激し過ぎない。薄手で乾きやすいのも特徴です。
タオルを買い求める消費者は二極化しています。最近は、新聞販売店や金融機関などが配るタオルが減少し、タオルは「もらう物」から「買う物」に変わりつつあります。100円均一の店で安く買う人がいる一方で、一部の人は「多少高くても良い物がほしい」と品質を重視します。
専用シリーズは累計60万枚以上を売るヒット商品に。若い女性向けのファッション誌から取材が次々と舞い込み、有名人やYouTuberが愛用品として紹介。使用感を気に入った客が昔ながらの「おぼろガーゼタオル」も購入する好循環が生まれました。
女性のあったらいいなを1枚で叶えるタオル「おぼろオールインワン」
専用シリーズの成功体験は、直近の製品開発にも生かされています。21年9月に発売した「おぼろオールインワン」は、贈答品用の高品質タオルです。
【やわらかさ】【吸水力】【速乾性】【安全と安心】【伝統と信頼】【肌への優しさ】という6つの「あったらいいな」を1枚に集約した、まさに理想のタオルです。専門機関による調査や共同研究を行い、エビデンスに裏付けられた製品となっています。
「おぼろオールインワン」の開発にあたっては、ユーザーからある程度のボリュームがほしいというリクエストに対し、タオル自体が重くなったり、水はけが悪くなったりしないようにするなどの苦労がありました。試行錯誤を繰り返し、おぼろタオルの主力商品である「専用シリーズ」と「百年の極」の特長をあわせ持つ、「おぼろオールインワン」が誕生しました。
本商品は機能性だけでなく、パッケージもこだわっており、「猪目窓」の採用もそのひとつ。「猪目」とはハート型に似た日本古来の伝統文様のひとつで、昔から災いを除き、福を招くと言い伝えられています。その縁起の良さにあやかりたいという思いも込め、パッケージデザインに採用されました。
現在のコロナ禍で人と直接会う機会が少なくなっている中、喜ばれるパーソナルギフトとして「おぼろオールインワン」を始めとするおぼろタオルの製品を、大切な人に贈ってみてはどうでしょうか。
※この記事はおぼろタオルの提供でお送りしました。
※この記事は2021年11月2日に公開された中日BIZナビの記事を「フカボリトウカイ情報局」で再構成しています。
この記事の関連リンク