松阪牛を使った駅弁『松阪牛と本居宣長さんと松阪もめん』
2023年8月17日
前回、松阪駅のあら竹さんの駅弁として『松阪でアッツアツ牛めしに出会う!!』を紹介しました。黒毛和牛を使ったおいしい駅弁ですが、せっかく松阪に行くなら黒毛和牛ではなく松阪牛を食べたい…と思いませんか?そのような方にお勧めなのが、今回紹介する
創業120周年記念・駅弁誕生130周年記念弁当!
松阪牛と本居宣長さんと松阪もめん
です。
またまた長い名前の駅弁です(笑)。名高い松阪牛に加えて、江戸時代に松阪で医師をしながら国学者として名を馳せた本居宣長(もとおりのりなが)、そして伝統芸能の「松阪もめん」という、3つの松阪を代表する名物を駅弁名にしています。あら竹創業120周年であり、宇都宮駅でおにぎり販売が始まって130周年となる2015年に売り出しました。前回紹介した『松阪でアッツアツ牛めしに出会う!!』と同じく加熱容器を使った駅弁で、本物の松阪牛を温かくいただけます。
松阪牛はブランド品なので、認定が必要です。その認定された証明書のコピーが駅弁に付いてきます。上の画像の右側です。これで、本物の松阪牛を使っていることが判ります。外箱を裏返すと、「松阪もめん柄コースター」を切り取って作れるようになっています。上の写真の左にあるもので、シックな日本らしい柄ですよね。この柄も含めて、3パターンあるのだそうです。
駅弁名の由来となった3つのうち、本居宣長については、やや説明を要します。本居宣長の詠んだ、よく知られた和歌に次のものがあります。
「敷島の大和心を人とはば朝日ににほふ山桜花」
この末尾に記されているとおり、山桜が好きだったそうで、お墓にも山桜が植えられています。そこで、駅弁には桜の塩漬けを松阪牛の上に載せています。
この塩漬けが、また良い味付けとなっていて、松阪牛で油っぽくなるお口直しにピッタリです。加熱容器の右下にあるボトルには、松阪肉の煮汁が入っています。松阪牛は赤ワイン醤油で煮てあります。そこにこの松阪肉油煮汁をかけて、あつあつの状態で食べます。これでおいしいのは当たり前! と思いますよね。
お値段は3,500円で、『松阪でアッツアツ牛めしに出会う!!』や『モー太郎弁当』などの1,700円のほぼ倍額ですが、それだけの価値ある逸品でしょう。『松阪でアッツアツ牛めしに出会う!!』と同様、注文してから10分程度でできあがれますが、列車が決まっているなら、事前に予約しておくと安心ですよ。
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